食卓の記憶

今日は子供の日。

地下鉄を降りて店に向かう途中に、京都市の子育て支援総合施設「こどもみらい館」があります。いいネーミングだなと、いつも思うのですが、今、大きな鯉のぼりが掲げられ、ますますいい感じです。

 

じゃこ山椒って、子供さんは苦手かと思いきや、意外にも好評です。

「もっと、ちょうだーい」

と、ベビーカーから試食用のじゃこ山椒をリクエストするお子さんも。

「子供たちが大好きで」

と、たびたび買いに来てくださる若いお母さんもいらっしゃり、賑やかな食卓が目に浮かぶようです。

 

私は子供の頃、食が細く、好き嫌いも多くて、自宅でも学校の給食でもいつも居残り組でした。そんな記憶は、今もトラウマとなって残っています。

彼ら、彼女らの幼い日の楽しい食卓の記憶に、うちのじゃこ山椒がわずかでも花を添えることができたなら、こんなうれしいことはありません。

 

私がおばあさんになり、

彼ら、彼女らが大きくなって、

「わたしゃ、あんたたちが、こんなちっちゃい頃から知っているんだよ」

(突然、ちびまるこちゃんのおばあちゃんの口調になる)

なんて言っている光景を妄想して、一人、ほくそえんでいます。