ルーティン

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まずは花を買って

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家事

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休日

休日
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私の居る場所

私の居る場所

永年「ほぼ専業主婦」だった私です。開店を機に生活は激変、一日の大半を店で過ごす生活になりました。

 

自宅にいる時間は最低限の家事をこなすので精一杯です。とりあえず…、で見過ごしたあれやこれやが溜まっていきます。以前に引用した茨木のり子の詩「廃屋」(2012年4月25日【廃屋】)さながらです。特別きれい好きでも潔癖症でもないのですが、なにやら雑然とした家の中を見るのは、結構ストレスになります。

 

「しののめ寺町」の定休日は毎週水曜日と第2木曜日です。長く日曜祝日が休みという生活リズムに慣れ親しんできましたので、こんなにも祝日が多かったのかと今さらながら驚いています。ようやく、週の半ばの水曜日が休み、という生活が体に馴染んできました。

 

これまでのブログでも、台風で急にもらった休暇に何十日分も溜まった新聞を読んだだとか(2012年6月20日【時を紡ぐ時】)、夏の長期休暇にどこへも出かけず家の整理をしただとか(2012年8月28日【毎日 あの世に旅支度】)書いて、読んでくださった方にずいぶん呆れられました。(笑)

 

貴重な休みです。毎週、今度はなにをして過ごそうかと考えます。欠かせない用事を済ませたり、友達に会ったり…。そして、必ず頭に浮かぶのが、やっぱり家のこと。あそこを整理して、出来たらついでにあそこも、なんて調子です。 思い切ってちょっと遠出を、とも思いますが、家のことの方が優先されて、なかなか実現しません。

 

今の自分に必要なものを、常に過不足なく整えていくことが、とても大切なことだと思っています。多過ぎず、少な過ぎず。高価過ぎず、安価過ぎず。自分が心地よいと思える色や形にこだわって…。

 

気になっていたあれやこれやを片づけ、自分にとってなにが必要で、なにが無駄かを見極め、どんなものが心地よく、どんなものが不快かを確かめていく。自宅で過ごすそんな時間が、今、とても贅沢なものに思えます。

 

起業を決めて以来、主婦時代には考えられなかった経験をさせてもらっています。家にいたら決して出会えなかった多彩な方たちに会い、興味深いお話を聞く。毎日がとても刺激的で、今となっては欠くことの出来ない生活です。

 

その一方で、今までどおりのこうした生活もまた、とても価値のあることだと気づきます。店作りにもきっと反映しているはずです。

 

店と家、どちらも私の大切な居場所、大切な両輪…。一日は24時間。体は一つ。うまく折り合っていきたいと思います。

 

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家電叫(!)奏曲

残像の冷蔵庫
残像の冷蔵庫

「最近どう?」

と聞かれて避けられない話題といえば、自宅の家電製品が軒並み故障したことでしょうか。

 

まずは2階ダイニングキッチンのクーラーです。猛暑のさなかのこと、吹き出し口からタバコのような煙がもくもく出ているではありませんか。天井埋め込み式のビルトインタイプです。

すわ、天井裏が燃えている?

消防署に相談の電話を掛けたところ、2分も経たないうちにサイレンを鳴らして消防車が到着。完全防備のファイアーマンが駆け上がってこられました。

キャァー!

結局、3時間近くかかって、煙の正体は冷媒と判明。優しい皆さん、よかったよかったと笑って帰っていかれました。

 

続いてトイレの水洗のリモコンが故障。水が流れません。

キャァー!

 

さらに冷蔵庫が故障。

17年ほど使っているものでかなりの小型です。空きスペースをきっちり測って電気屋さんに行き、念願のちょっと大きめを購入しました。買い物もままならない毎日、これで少しは楽になると、観音開き(フレンチドアとやら言うそうです)の扉の向こうにいっぱいの夢を詰め込んで帰ってきました。

 

ところが…、

階段の幅を測っていかなかったもので…、

もうおわかりでしょうか、ハイ、2階のキッチンに上げることができませんでした。

キャァー! 

 

クレーンで吊って2階の窓から入れるという手もあったのですが、開店前から、お金が動くと言えば、支出ばかりの一方通行。省けるものと省けないものを仕分け、頭で電卓を叩く癖がついてしまっています。

クレーン代が21000円…、その時、思ったんです。これは省けると。

サイズダウンして階段を通れるものに変更しました。昔ながらの片開きドアに逆戻りです。

 

家電製品が故障して、改めて脆弱な自分の暮らしを反省します。

そんな殊勝なことを思いながらも、目の前にちらつくのは 、潔く諦めたはずの観音開きドアの冷蔵庫の残像です。

 

私、自分さえ我慢したら済むことは、我慢しちゃえと考える習性があるようです。仕事のみならず、家事も頑張っている自分に、これくらいのご褒美を買ってやってもよかったんじゃないかと、もう一人の自分が詫びています。

 

そこで、私の夢、

「しののめ寺町」をなんとか軌道に乗せて、次回の買い替えの折には、心置きなく好きな冷蔵庫を自分に選ばせてやりたい。

階段が通らなきゃ、クレーンでもなんでも吊ってやるからね!

 

私の夢実現のために、どうぞ皆様、ご支援のほどよろしくお願いします。

 

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毎日 あの世へ旅支度

永らくの夏季休業をいただき、ありがとうございました。

 

久々にとれた自由な時間、私がなによりしたかったのは家の中の整理でした。せっかくの休み、大好きな旅行でもと思わないではありませんでしたが、それより、やっぱり、家の中の整理でした。(笑)

 

たいていの人はそうだろうと思うのですが、私もなんの根拠もなく「まぁ日本女性の平均寿命くらいまでは生きるやろう」という設定で、おおざっぱな人生設計のもと日々を暮らしています。その一方で「人はいつ死ぬかわからへん」という漠然とした不安も併せ持っています。

ただ、いろいろな人の話と照らし合わせて考えるに、私は比較的「死」を身近なこととして意識しているようです。今のすぐ先に、あるいは今のすぐ裏側に「死」があるように思えてなりません。

 

決して悲観的なわけではなく、だからどうということでもないのですが、ただ一つ心掛けていることがあります。「死」が不意にやって来たときに、少しでも慌て方が少なくて済むよう、日頃から身辺を整えておくことです。

大層なことではなくて、要るものはきちんと仕分けて大切に扱い、要らないものは随時処分する、まあ、そんな程度のことです。

 

物と心は密接に連動しているようで、物が片付くと心もスッキリし、死の準備どころか生きる気力が生まれてきます。「断捨離」なんていうのが流行っているようですが、そうした効能があるのでしょう。

 

せっせと心掛けてきた習慣ですが、開店準備に入るあたりから危うくなっていました。取りあえず置いた物の上に、取りあえず物を置く。その翌日はさらにまた、そんな生活がもう数か月。雑然とした室内は、雑然とした心そのもののように思え、精神衛生上よくないこと極まりない状態でした。これはもう旅先で寛ぐより、片づけた方がよほどリフレッシュになるというものです。

 

やり出すとキリがないのが片づけですが、くたくたになっては台無しです。心が安定し始めたところで一段落。二度とここまで溜めこむまいと心に誓い、一年の後半に向けて、また頑張っていこうと思ったことでした。

 

お陰様で有意義な休暇となりました。

今後ともよろしくお願いします。

 

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時を紡ぐ時

きのうは台風でしたね。ほとんどお客様は来られないのでは、という予測のもと、急きょ、私一人、臨時休暇をもらうことができました。

 

降って湧いた休暇を、家の用事だけで終わらせてはつまらない。ということで、ずぅ~としたいと思っていたことに当てることにしました。

実は私には変な性癖(?)があります。治そう治そうと思っているのですが、どうしても治りません。

それは新聞を溜めて溜めて、まとめ読みをすること。その時間、至福の思いに浸ることです。

 

一日のうちでしないといけないことに優先順位をつけていくと、新聞を読むことは、私の中ではかなり低い順位になります。どうでもいいのかというと、そうではなくて、むしろ大切に扱いたい時間です。そんなわけで後回しになり、結局、新聞を読めないままに一日が終わり、一週間、二週間が過ぎ、新聞は山積みにされる、なんてことも。

 

恥ずかしながら告白します。私、開店準備も佳境に入った頃から新聞を読んでいません。溜まった新聞は山積みどころか連山の様相です。故紙として処分もせずに積み続けているということ自体、どうしたものか。日付をさかのぼると、なんと2月19日です。

今回はいくらなんでも諦めて、せめて5月あたりから読もうと思ったのですが、やっぱり2月19日から読みました。

 

この時期、慌ただしさのあまり記憶が飛んでしまっていることも。古い新聞を読むことで、もう一度、自分のペースで、自分の手で、時間を大切に紡ぎ直しているような気がします。不器用で、いつもいっぱいいっぱいで生きている私には、そういう時間が必要なようです。

 

結局、今日、読み終えたのは3月13日まで。開店日の3月16日にも行き着けませんでした。それでも、ちょっと心が落ち着きました。 また時間を見つけては、紡ぎつないでいきたいと思います。

 

ほんと、変な性癖です。(笑) 

 

 

 

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